運送業界のブラック化が進む理由

342561830dc3b4ab4bd0d5761768fc00_s

運送業界業界がブラックと言われる理由としては、残業による長時間労働、残業代の不払い、長時間労働による事故の発生増加、給料が上がらない等が挙げられます。

残念ながら運送業界のブラックなイメージは単なるイメージではなく、確実にブラック化が進んでいると思った方が良いです。

では、何故運送業界のブラック化が進んでいるのか述べて行きたいと思います。

スポンサーリンク

業界全体の人手不足と低価格競争

運送業界のブラック化が進む理由としてしては、やはり業界全体の人手不足と運送費の低価格化が原因と言えます。

人手不足に関しては、ブラック化が一番の理由と言えるので後述させて頂きます。

まず、低価格競争について述べたいと思います。

運送業界は、他の業界と違って商品を販売する訳ではないですし、サービスの質を高めるのにも限界の部分があります。

そのため、サービスの質を維持したまま、運送費を削ることで、他の業界と差別化を図ることが、一番顧客を増やせる手段と言えます。

一方で、顧客に請求する運送費が減るということは、どこかでコストを削る必要がでてきます。

その一番削りやすいコストが、人件費になります。

燃料費などは、低燃費なトラックなどを購入することで減らすことも可能ですが、初期費用が掛かるので元を取るのに時間が掛かりますし、限界もあります。

そのため、一番削りやすいトラックの運転手の給料を減らす、または昇給額・ボーナスを減らすといった手段に出やすいです。

ブラック化による人手不足の増加

運送業界の人手不足は年々加速しています。

仕事の忙しさと待遇面が合わないこともありますが、事故の可能性といった危険面からも避けられやすいと言えます。

そして人手不足が進む程に、現場の負担は重くなっていきます。

負担が重くなるほどに、一人の仕事量も増えて長時間労働になるため、業務中の事故の発生率も増えて行きます。

また、前述したように、運送業界は競争が激しくなっているので、残業代を全額支払えなかったり、質の悪いブラック企業になると、物品破損や事故の費用を給料から天引きするケースもあります。

そして、このようなブラック企業が増えることで、更に人手不足が増えると言った悪循環に陥っているとも言えます。

消費者が高いサービスを求めすぎているのもブラック化の原因

国土交通省の平成27年の資料では、配達の不在率は約23.5%とされています。

国土交通省が再配達の走行距離を計算した結果、宅配便配達の走行距離の内約25%を占めている可能性があるとされています。

簡単に言えば、個人宅の配達のために掛けている時間の約25%…4分の1が消費者の責任で発生していると言えます。

ただ、時間指定にすると消費者側に費用が掛かることもありますし、時間指定されると、ドライバー側が順路を時間に合わせて考える必要も出てくるので、防ぎようがない部分もあります。

そのため、最近はコンビニ受け取りができる箇所なども増えて、消費者側が受け取れる方法の選択肢も幅広くなっています。

ただ、それでも再配達の抜本的な解決にはなっていませんし、多少改善されても運送業界の現場で働くドライバーの待遇改善につながるか分からないと言えます。

ただ、消費者側のサービスが充実になり、便利になる程に運送業界のドライバーの負担が重くなるのは確かと言えます。

そのため、消費者側が多少のサービスの質の低下を我慢したり、再配達に費用が掛かる点などを容認できれば良いのですが…一度上がったサービスを低下させる事は難しいですし、全ての運送業界が一斉にサービスの質を低下させないと、差別化が起こる点を考えると国が直接介入しない限りは現実的ではないかもしれません。

運送業界で働かない方が良いのか

仕事内容としては、配送が中心になるので、仕事内容自体が極端に難しい訳ではありません(運転が苦手な人は絶対に避けるべきですが)。

ただ、何度も言うように長時間労働になりがちですし、勤務時間も不規則になりがちなので、体調を壊しやすいですし、寝不足や体調不良で事故を起こす可能性もあります。

その仕事の忙しやリスクと待遇面を考慮すると…あまり釣り合っていない運送企業が大半なのが現状と言えます。

そのため、自分には向いていないと感じたり、他の仕事に転職したいと思ったら、一度転職活動を始めてみても良いと思いますし、就職を検討しているのでしたら、転職エージェント等を利用して、もっと他の業界を調べてみた後でも遅くはないと思います。

⇒ブラック企業から転職するのにオススメの転職サイト

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク